明洞で人気のカルグクス専門店 韓国カルグクスの元祖にしておすすめ&人気№1【明洞餃子(ミョンドンギョジャ)】




明洞で人気のカルグクス専門店「明洞餃子(ミョンドンギョジャ)」

 

「カルグクス」と「マンドゥ」

 

 

今日はソウル一の観光地にして繁華街「明洞(ミョンドン)」にある

「カルグクス」専門店「明洞餃子(ミュンドンギョジャ)」をご紹介します。

 

 

ソウルへ旅行すれば、必ず行く、

必ず連れて行かれるのが明洞(ミョンドン)です。

 

 

その明洞で、食事時やお腹が空いた時、

また、初めて明洞を訪れた人を連れて行く最適のお店は、

 

 

カルグクスの「明洞餃子(ミョンドンギョジャ)」か、

ソルロンタンの「神仙(シンソン)ソルロンタン」ではないでしょうか?

 

 

どちらも、老若男女大好きで、辛い料理がダメな人も大丈夫。

だから誰を連れて行っても、ハズレはありません。

 

 

私も初めて連れていてもらったときは、「韓国のうどんです。」

「すごい人気ですから、ぜひ行きましょう!」と言われました。

 

 

その言葉通り、お食事時を過ぎていたのに、

お店の前には、長蛇の列、列、列、、、。

 

 

「すぐ近く、見えるほどの所に、支店がありますから、

今日は、そちらに行って見ましょう!」と言われ、行ってみたら、、、

 

 

そちらのお店も、長蛇の列、列、列、、、。

このお店、2軒とも、いつも並んでいるのでしょうか?

 

 

その通り、基本的に、いつも並んでいます。

 

 

ただ有難いのは、お客様の回転が速く、

見た目ほどは時間がかからないことです。

 

 

「お一人様」大歓迎! カップルでも大賛成!!

ご家族揃って行くなら、皆さん大満足!!!

 

 

明洞を訪れたなら、先ず最初に行ってみてください。

明洞最初の食事は、「明洞餃子」の「カルグクス」で決まりです!

 

 

さてさて、「韓国のうどん」と聞くと、興味がありますね~

「日本のうどんを韓国に持ってきたら、こうなった!」ってな感じなのでしょうか?

 

 

それとも、「韓国にも、日本のうどんのようなものがあって、

日本人に分かりやすく説明するために、あえて『韓国のうどん』って言いました!」なのか、、、。

 

 

そう、正解は、後者です。

日本のうどんとよく似ていますが、別物です。

 

 

日本のうどんが、韓国から伝わってきたわけでもありませんし、

日本のうどんが、韓国で流行っているわけでもありません。

 

 

「カルグクス」と言う、韓国独自の麺文化です。

そして、その成り立ちや、普及の歴史を知ると、

 

 

少しだけ韓国への理解が深まりますし、

韓国のことを、もっともっと好きになります。

 

 

さてさて、「カルグクス」とは、どんな料理で、

「明洞餃子(ミョンドンギョジャ)」とは、いかに素晴らしいお店なのでしょうか?

 

 

「カルグクス」とはどんな料理?

 

明洞餃子のカルグクス

 

 

「カル(칼)」は「包丁」、「ククス(국수)」は「麺類」で、

直訳すると「手切り麺」ということになります。

 

 

麺は小麦粉に卵を加え、

よくこねて出来上がった生地を、包丁で切ります。

 

 

韓国には、よく食べられる麺として、「冷麺」がありますが、

冷麺の麺は、生地を容器に入れ、押し出して作ります。

 

 

こねて作り、包丁で切った麺を「ククス」

容器に入れて、押し出して作った麺を「ミョン」と言います。

 

 

ですから、「手切り麺」は「カルグクス」、

「冷麺」は「ネンミョン」と言います。

 

 

次はスープです。

 

 

出汁は鶏肉、牛肉などの肉類や、

あさり、いわしなどの魚介類などからとります。

 

 

そして、出汁をとる時に使われた鶏肉や魚介類を、

具としてのせることが多いそうです。

 

 

また、麺をお湯ではなく、出汁でゆでるので、

麺はやわらかく、そして、とろみが出ます。

 

 

だから、あの「のど越しが良い、独特の食感」が出るのですね。

 

 

韓国の「ククス」と日本の「うどん」の違い

 

 

 

韓国の「ククス」も、日本の「うどん」も、

小麦粉をこねて作りますので、

 

 

麺そのものには、さほど違いはありません。

大きな違いは、ゆで方とスープです。

 

 

先ずは、だしのとり方です。

 

 

カルグクスは、鶏肉、牛肉、魚介類から出汁をとりますので、

スープそのものに、しっかり味が付いています。

 

 

うどんは、鰹節、昆布、煮干で出汁をとりますので、

すっきり、さっぱり、それでいてまろやかな味になります。

 

 

次は、麺のゆで方です。

 

 

カルグクスは、麺を出汁に直接入れてゆでますので、

とろみが出ますし、コシがなく、やわらかい食感になります。

 

 

うどんは、お湯の入ったお鍋でゆでてから、水で洗い、

それからうどん出汁に入れますので、麺にコシが出ます。

 

 

要約しますと、

 

 

カルグクスは、肉類、魚介類から出汁をとり、

しっかり味が付いたスープと一緒に、

 

 

とろみのある、やわらかい麺をいただきますので、

「とろみのあるやわらかい麺としっかりした味わい」になり、

 

 

うどんは、鰹節や昆布で出汁を取り、

別の鍋でゆでた麺を水で洗い、

 

 

うどん出汁に入れていただきますので、

「コシのある麺と上品な味わい」になります。

 

 

「カルグクス」の歴史

 

 

韓国における麺料理の歴史は古く、

中国から伝わったといわれています。

 

 

中国には、ワンタン麺に代表されるように、

数え切れないくらい麺料理の種類があります。

 

 

ただ、中国とは違い、小麦の生産量が少なかったため、

麺料理には、主にそば粉や豆粉が使われていたそうです。

 

 

そして、今主流の小麦粉に卵を練りこんで作った麺も、

1600年代には、正式に文献に登場します。

 

 

しかし、小麦粉は、宮中でも貴重品でしたので、

小麦粉麺が一般市民に広まるのは、何百年も後のことでした。

 

 

朝鮮半島の悲しい歴史ではありますが、

1950年に朝鮮動乱(朝鮮戦争)が勃発します。

 

 

1953年に休戦協定が結ばれ、休戦状態になり、

現在に至るわけですが、

 

 

韓国(大韓民国)はアメリカの支援を受けていましたので、

アメリカからどんどん物資が入ってくるようになりました。

 

 

この時を境に、アメリカの特産物である小麦粉が、

大量に韓国に入ってくることになります。

 

 

休戦状態にはあるものの、韓国では、

お米も不足していて、国民に十分には行き渡りません。

 

 

そんな事情もあり、

アメリカの小麦粉を使った料理が普及していきます。

 

 

ちょうどそのころ、お隣の日本では、

インスタントラーメンが開発され、徐々に普及していました。

 

 

そのうわさは、海を渡って、

韓国にも届いていたはずです。

 

 

韓国では、政府の養鶏推進政策もあり、

鶏が国民のスタミナ源となっていました。

 

 

そして、アメリカ産の小麦粉と鶏を使った料理が、

この時期に、いっきに普及していきます。

 

 

食文化が豊かで、伝統料理も多い韓国です。

カルグクスに代表される麺料理の歴史も長いはずですが、

 

 

こういった事情で、鶏がらスープに小麦粉麺のカルグクスが、

一気に国民の間で、一般的なものになっていきました。

 

 

場所・アクセス・行き方

 

29 Myeongdong 10-gil, Myeongdong 2(i)-ga, Jung-gu, Seoul, 韓国

서울특별시 중구 명동2가 명동10길 29

℡ +82 2-776-5348

営業時間 10:30~21:30

地下鉄4号線「明洞(ミョンドン Myeong-dong)」駅 8番出口を出て200メートル(約3分)

 

 

 

 

 

 

 

 

店内の様子

 

明洞餃子の店内

 

 

本店支店共に、入り口を入ると、

通路を通って、フロアーに行くのですが、

 

 

通路の片側は、大小の団体客が行列を作り、

残された狭いスペースを片側相互通行状態です。

 

 

お一人様が多いのか、一人客は、席が空くたびに呼ばれ、

その行列を尻目に、混雑をすり抜けてフロアーへ行きます。

 

 

当然のことながら、フロアーは所狭しと混雑し、

全席が埋まったテーブルとテーブルの間を、

 

 

スタッフが注文を聞いたり、料理を運んだり、

お会計をしたりしています。

 

 

メニュー・注文

 

 

メニューは、日本語表記がありますので、

全然困りません。

 

 

ただ、普通はメニューを渡されることはないので、

日本語で「メニュー」と言えば、

 

 

日本人だな~って思って、

メニューを持ってきてくれます。

 

 

地元のお客さんは、ほとんどが常連客ですので、

メニューなど見ずに、直接口頭で注文しています。

 

 

そして、面白いのが、日本のラーメン屋さんで言うところの

「替え玉」があることです。

 

 

1割以上の常連さんが、この「替え玉」を頼んでいます。

 

 

「替え玉」を頼むと、茹で上がった麺を、

少し小さめのお皿に入れて持ってきてくれます。

 

 

持ってきてくれる側も、食べる側も慣れたもので、

早い段階から追加する人、食べ終わってから追加する人さまざまです。

 

 

そして驚くことに、

この「替え玉」は無料なのです!!!

 

 

私も、一日も早く「常連」になって、

「替え玉」をしてみたいものです(笑)

 

 

お会計は、料理が運ばれてきた時にします。

皆さん慣れたもので、おつりをもらう人が少ないのです。

 

 

そして有難いのは、さすがキャッシュレス先進国韓国。

クレジットカードが使えますので、遠慮せずクレジットカードを使いましょう。

 

 

カードを渡せば、奥のレジでお会計をして、

カードとレシートだけを渡してくれますし、サインも暗証番号も要りません。

 

 

地元の人達も、1割~2割くらいの人達が、クレジットカードで支払っています。

「そんなに高額じゃないし、気がひけるな~」なんてお気遣いはご無用です。

 

 

それでは、メニュー表をご覧に入れますので、

予習をしてから、ご訪問ください。

 

 

お店の看板メニュー「カルグクス」9,000韓国ウォン

 

 

左は、これまた当店の人気メニュー「マンドゥ」10,000韓国ウォン 右は「ピビンクッス」9,000韓国ウォン

 

 

左は夏季限定の「コンクッス」 右は「お持ち帰りマンドゥ」の案内です

 

 

料理

 

「カルグクス」9,000韓国ウォン

 

 

先ずは、当店の看板メニューにして、人気№1

ほとんどのお客様が注文すると言う「カルグクス」です。

 

 

鶏がらで出汁をとり、しっかり味が付いたとろみのあるスープに、

細くのど越しが良い卵入り小麦麺。

 

 

麺は、日本で言うところの

「稲庭うどん」に似ているかもしれません。

 

 

そのツルッとした食感の細麺が、とろみがある鶏がらスープと絡み合い、

いくらでも食べれそうです。

 

 

多くの常連客が、「替え玉」をするのも納得できます。

 

 

ただ、量は多く、女性や普通の男性ならば、

これ一杯で、十分満腹になります。

 

 

麺の上には、日本で言うところの「ワンタン」(明洞餃子では餃子と呼んでいます)と、

「ワンタン(餃子)の中身」が乗っています。

 

 

具材は、ミンチ、タマネギ、ニラで、

薄い皮が絶妙に食欲をそそります。

 

 

そして、常連さんたちは、麺を食べた後、残りのスープの中に、

ご飯(無料)を入れて、クッパにして食べています。

 

 

美味しいこと必定!

皆さんもぜひチャレンジしてみてください!!

 

 

「マンドゥ」10,000韓国ウォン

 

 

次は、これまた当店の人気メニュー

お客様の半数近くが注文し、

 

 

カップル、グループ客なら、ほぼ全員が注文する

「マンドゥ」です。

 

 

そして、この「マンドゥ」こそが、

「明洞餃子」の名前の由来になったのです。

 

 

中国から伝わった餃子を、韓国人の口に合うようにアレンジして、

「饅頭(マンドゥ)」ができたと言われています。

 

 

韓国では、「餃子」と「饅頭」は同義語とされ、

今でも区別はありません。

 

 

明洞餃子のマンドゥの特徴は、透き通るほど薄い皮と、

高級な豚肉を贅沢に使い、ニラをはじめ野菜も多く使っていることです。

 

 

搾りたてのごま油がかくし味となり、

あっさりした中に食欲をそそる風味が漂います。

 

 

「明洞餃子」の名前の由来になったメニューですから、

その自信のほどが伺える、必食の絶品です。

 

 

形は丸く、日本の「大き目のシュウマイ」くらいの大きさで、

10個入っていますので、二人以上で注文するのが良いと思います。

 

 

豚肉がたっぷり入ったマンドゥ

 

 

男性で、かなりたくさん召し上がる方なら、

「カルグクス」と「マンドゥ」を平らげることができますが、

 

 

女性や、普通の男性では、「カルグクス」と「マンドゥ」

両方を平らげるのは、かなり至難の業かと思います。

 

 

しかし、この「マンドゥ」とても美味しいので、

ぜひご賞味ください。

 

 

「ピビンクッス」9,000韓国ウォン

 

 

続いては、辛いものが大好き、「辛くなければ、韓国料理ではないだろう!」

とおっしゃる方におすすめ「ピビンクッス」です。

 

 

いわゆる日本では「ピビン麺」と言われているもので、

味付けは、甘辛いコチュジャンのたれで絡められています。

 

 

麺は栄養満点のクロレラを練りこんだ緑色の麺で、

麺そのものは、「ククス」ではなく「ミョン」です。

 

 

こちらは、温かい「カルグクス」に対して、

冷たい汁なし麺です。

 

 

麺そのものは切られていなくて、長いままですが、

運ばれてきた時に、スタッフの方が、ハサミで上手に切ってくれますので、ご安心を!

 

 

つるつるもっちりクロレラ麺と甘辛コチュジャンたれのハーモニーが食欲をそそり、

やみつきになること必定です。

 

 

「ピビンクッス」と一緒に出されるスープ

 

 

また、この「ピビンクッス」を注文しますと、スープが付いてきます。

具材は、カルグクスの上に乗っている具材と同じです。

 

 

「ピビンクッス」は、「カルグクス」よりも、より韓国料理っぽいので、

二回目来店時には、ぜひチャレンジしてみてください。

 

 

「コンクッス」9,000韓国ウォン

 

 

さて、最後は、夏季限定、暑い夏にはもってこい!

ひんやり涼しくいただける「コンクッス」です。

 

 

こちらは、麺もスープも冷たい、汁あり麺で、

4月~10月の夏季限定メニューです。

 

 

スープは、黒豆と大豆を臼で引いて作った白いスープ。

麺は栄養満点「クロレラ」を練りこんだ緑色の麺です。

 

 

この「コンクッス」は、全然辛くなく、豆乳スープがまろやかで、

暑い夏には、身も心も、静めてくれますので、ぜひご賞味ください。

 

 

「豆乳スープ」と「クロレラ麺」のマリアージュ。

女子なら見逃す手はありません!

 

 

激辛キムチ 心して召し上がれ

 

 

料理とは別に、このお店の特徴があります。

それは、韓国料理店のお決まり「キムチ」です。

 

 

当然のことながら、注文と同時にキムチが小皿で出されますが、

他店に比べ、少量なので、「あれっ!?」っと思います。

 

 

その原因が、一口食べて分かるのですが、、、(笑)

とにかく辛いのです。

 

 

浅漬けキムチなのですが、唐辛子の種まで入れ、

粉唐辛子とニンニクをふんだんに使っているため、

 

 

とにかく辛い!めちゃくちゃ辛い!!

私が知る限り、韓国で一番辛いキムチです(笑)

 

 

ちなみに他の韓国料理店では、

何度もキムチをお代わりする光景を見かけますが、

 

 

この明洞餃子でキムチのお代わりをしている人は少なく、

日本人では皆無です。(ちなみに私はお代わりしますが、、、)

 

 

われこそは、、、と思われる方は、

ぜひとも、このダイナマイト級辛さのキムチをお代わりしてみてください。

 

 

その他

 

入り口からフロアーへの通路に掲示してある「ビブグルマン(Bib Gourmand)」受賞プレート

 

 

このお店「明洞餃子(ミョンドンギョジャ)」は、

数多くのグルメの賞を受賞をしていますが、

 

 

2017年、2018年、2019年と3年連続

ミシュランの「ビブグルマン(Bib Gourmand)」に選ばれています。

 

 

「ビブグルマン」とは、ミシュランガイドで、星の評価からは外れるものの、

「安くてお薦めできるお店」に与えられる評価指標です。

 

 

お店の公式ホームページはこちら>>>

 

 

おすすめサイト

 

 

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